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【ポケモン剣盾S30シングル最終810位/レート1823】御守り(置き物?)ムゲンダイナ

トレーナーカード

はじめまして、たちばな(橘)です。男子高校生やってます。剣盾から対戦を始めてついに初めて最終3桁をとれたので、稚拙ですが構築記事を書かせていただきます。以下常体。

◆コンセプト

初手ダイマでアドバンテージを作り裏2匹で受け気味に詰める(場合によってはTOD)。初手ダイマは読まれなければ強い。また初手ダイマ自体が読まれても技が読まれなければ強い。技も読まれるとめちゃくちゃ弱い(ほぼ負け)。このことだけは意識して戦うようにした。詰める際に鉢巻悪ラオスを後出しから受けきれる(相手はダイマを消費した後の前提)ムゲンダイナを採用。

 

◆構築の経緯

 初期の竜王戦ルール(S15~S17)時に使用していたこの構築で遊んでいたところ、マスボ級に到達したどころか3桁入りも目指せそうな順位まで上がったので、この構築を軸に禁伝2匹ver.で組もうと思ったが、どうもうまく作れなかったのでそのまま最終日まで戦った。禁伝2匹ver.を組むにあたっては、これまで使ってきたポケモンを同等以上の役割ができる禁伝に入れ替えようとした。が、

  • 初手ダイマ
    ボルトやドリュの採用理由が唯一無二なため変更なし
  • ムゲンダイナ
    コンセプトなので変更なし

  • ナマコブシ
    ザシアンを受けられる禁伝には日ネクやホウオウがいるが、
    ホウオウ:そもそもワイボがやばすぎる+ダイナホウオウの並びはランド等じめん+いわ の技範囲で簡単に崩壊する
    日ネク:ダイナとのじめんの一貫がヤバい
    といった理由で変更なし
  • ブラッキー
    黒バドやイベル(特殊)を受けられる禁伝にはイベルやホウオウがいるが、
    ホウオウ:サイコショックがきつい+ダイナホウオウの並びはランド等じめん+いわ の技範囲で簡単に崩壊する+ナマコとのでんきの一貫がヤバい
    イベル:ダイナとのこおりの一貫がヤバい+ナマコとのでんきの一貫がヤバい
    といった理由で変更なし

  • トリトドン
    ミラコカウンター+回復技(除ねむる)は唯一無二なため変更なし

という経緯で断念した。

◆個体紹介

・ムゲンダイナ @くろいヘドロ

特性:プレッシャー

技:マジカルフレイム/じこさいせい/どくどく/コスモパワー

おくびょう 225(76)-x-141(228)-166(4)-117(12)-191(188)

H:16n+1

HB:A252鉢巻悪ラオスのあんこくきょうだをヘドロ込みでPPが枯れるまでほぼほぼ
  (99.99%以上)受けきる

S:最速アーゴヨン・準速スカーフウオノラゴン抜き

 

この構築のコンセプト。Youtuberのアシキさんが去年の竜王戦予選で使っていた動画を見てこの技構成にした。調整はアレンジ。みがわりが欲しいな、と思うことも多かったが、コスパコスパで積みに対抗できる(急所は知らん)。ただ、そもそもの話として、禁伝2匹相手にはそれぞれの対策枠を選出せざるを得ず、ダイナの選出率は異常に低かった(35戦中3戦でワースト)。なので正直技はどっちでもいい。それでもウーラオスへの圧はよくかかっていたようで、被選出率は10%以下だった。最高の御守り(置き物)。

 

ブラッキー @たべのこし

特性:シンクロ

技:イカサマ/バークアウト/まもる/ねがいごと

おだやか 202(252)-x-131(4)-80-200(252)-85

 

黒バドやイベル(特殊)受け。バンギやバルジと違ってダイナと共通の弱点が無いのが偉い。ゼルネ入りやオーガ入り以外には基本的に選出した。バクアはみがわり持ちに対応したり相手の火力を下げたりできて優秀。ナマコ(やダイナ)で毒を入れることが多いのであくびはあまり活きなかっただろうし、バクアで正解だったと思う。

 

ボルトロス(けしんフォルム) @いのちのたま

特性:まけんき

技:ワイルドボルト/そらをとぶ/ばかぢから/みがわり

ようき 155(4)-167(252)-90-x-100-179(252)

 

初手ダイマ枠。

  • タイプが優秀(ダイジェット半減かつ麻痺が効かないかつきょじゅうざん半減のでんき と 一致ダイジェットが打てるひこうの複合)
  • 同タイプのサンダーよりSが高い(→サンダー意識で最速)
  • 物理だがいかくで止まらない
  • かくとう技があるので範囲も広い
  • いたずらごごろのサポート型も多く、アタッカーは読まれづらい

等の理由で採用。珠を持っているのでザシアンにも最低限抗える(ジェット+サンダーで耐久無振りのザシアンは確定で落とせる)のも偉い。みがわりはダイウォールにもなるしダイマ枯らしにも使える。まけんきの発動機会が増えるのも偉い。アタッカーは読まれづらいと書いたが、本当に全然読まれない。ランドを後出ししてくるしガブはがんぷう打ってくるしもう無茶苦茶。3~4桁帯だとそんなもんなのか...?

ナマコブシゴツゴツメット

特性:てんねん

技:どくどく/じこさいせい/ミラーコート/みずびたし

わんぱく 162(252)-80-200(252)-x-151(4)-25

 

ザシアン・日ネクを筆頭とする多くの物理への受け。くさとでんき以外のほとんどの物理を相手取れるうえに、ミラコで特殊にも抗える。くさとでんきはダイナが牽制。ダイナと弱点が被っていないのも偉い。ヌオーも候補だったが、

  • ナマコの方が耐久指数が高い+みずびたしで疑似的にさらに耐久UP
  • ミラコの有無
  • ナマコはみずびたしのおかげでより広範囲に毒を入れられる
  • ヌオーだと不意の草技が怖すぎる(←決め手)

といった理由でナマコを採用。カウンターがないので、物理に圧をかける手段としてゴツメを採用。ザシアンには後出しに合わせてワイボを打たれなければじこさい連打で勝てるが、剣舞やみがわりでのPP枯らしに注意。イカサマの被ダメを抑えたりダイサイコの火力を少しでも上げたりするためにも、性格はわんぱくではなくずぶといの方が良い(その場合162(252)-x-200(252)-50-151(4)-25)。完全に僕の甘え。

 

ドリュウズじゃくてんほけん

特性:すなかき

技:じしん/アイアンヘッド/いわなだれ/シャドークロー

ようき 185-175(156)-103(180)-x-85-143(172)

HB:ダイマ時A252珠エスバのとび膝耐え

S:砂下でスカーフエスバ抜き

A:余り

 

初手ダイマ枠その2。ただしランド等いかく持ちがいる時は初手に投げない。これについては後述(◆選出と立ち回り にて)。

  • ボルトが攻めづらいでんきタイプに有利かつでんじはが効かないじめんタイプ
  • 構築単位できつめなフェアリータイプに有利かつきょじゅうざん半減のはがねタイプ
  • (すなかきで)Sが上げられる

等の理由で採用。相手がじめんやはがね弱点でもダイマせずに上から一撃で倒すことができないのなら基本的にSを上げるために初手ダイロック。だがこれが(何故か)読まれず、平気でサンダーを後出しされることが何度もあった。岩技は怯み期待でいわなだれ。シャドクロは黒バド対策だが、B下げが優秀で、ナックル持ちでは突破できないヌオー等てんねん組を突破できる。調整はまだエスバがたくさんいたS15(去年2月)の頃のものをメンドくさくてそのまま使っているが、そもそもふいうち持ちには勝てないし、そうでなくても今はエスバが減ったので、好きに振っていいと思う。もちものは珠はボルトが持っているのと調整を活かせそうだったため弱保にした。

(調整案)

いじっぱり 185-179(60)-105(196)-x-85-140(252)

HB:A252ザシアンのインファ+せっか耐え

S:準速(最速ウオノラゴン抜き)

A:余り

 

トリトドンきあいのタスキ

特性:よびみず

技:ねっとう/じこさいせい/カウンター/ミラーコート

ひかえめ 217(244)-x-89(4)-135(84)-115(100)-69(76)

H:奇数

HD:C252オーガの130ダイアイス×2+あられダメ×1を2連最大以外耐え

C:ねっとうでH252D4カバをオボン込み確2

S:無振りカバ抜き抜き

 

オーガ対策としてだけでなく、構築単位でマジでどうしようもないないポケモン(ドリュが突破された後の ゼルネ・ゼクロム・白バド 等)をミラコカウンターでどうにかしてもらうためにも採用。故に襷持ち。これに何度も助けられた。調整は構築単位で重めなカバを意識。オーガ対策の割にオーガ意識の調整が甘いが、別に完ぺきに受けきるのではなくミラコを使って倒しきることが目的なので、これでも十分だった。みがわり+めいそう 持ちには何もできないが、そんな型のオーガはボルトでぶっ倒す。

 

◆選出と立ち回り

基本的に 初手ダイマ+詰め2匹。初手ダイマは刺さっている方を選出(当たり前)。特に禁伝への刺さり具合を意識。ただし、ザシアンへ単体への刺さり具合は2匹とも同程度だと考えるようにする。そうすることで選出が苦しくなりにくくなる(=ドリュばっかり投げざるを得ない状況を回避できる)。個体紹介の際に書いたが、いかく持ち(主にランド。今月はランド以外のいかく持ち入りにドリュを選出することはなかった。)入りにドリュを選出するときは初手に投げない。理由はもちろんいかく回避のため。残り2匹のうちより初手が安定する方を初手に投げる。この際の初手は主にトドンだったが、相手はランドを選出していないor初手ランドだった。ちなみに、わけがわからないので書いておくが、初手トドンvsランド対面ではランドは何故か必ず突っ張って攻撃(蜻蛉ではない)or剣舞してきた。ヤチェ持ちはいなかった。突っ張るのマジで何で???冷ビあったら○んでるぞおい。理由を知りたい(切実)。

なお、受け2匹ではどうしても詰め切れなさそうな相手には受け3匹でTODも視野に入れた受けサイクルをした。

(6月8日追記)

 書き忘れていたので追記するが、面子を見たら分かる通り、ゲロゲが重すぎる。ゲロゲはめちゃくちゃ気合入れてサイクル回してどうにかしていた(2勝1敗)。アタッカー型ならトドンで反射するのもあり。

 

◆結果

55戦41勝14敗(この構築では35戦30勝5敗) 最終810位/レート最高最終1823


(画像はポケモンバトルデータベース ソード・シールド 様より)

最終週に20戦ほどしたが、その全試合をこの構築で戦って、初めての最終3桁を取った。最終日に2戦2勝して3桁当確になった時点でやめた。

 

◆所感

禁伝1匹でいけたことは自信につながるが、裏を返せば禁伝1匹の構築しか作れなかったわけで、構築力の向上という課題が浮き彫りになった。でもとりあえず高校の間に一つ目標を達成できて良かった。今年受験なので、今年の残りはもうランクマをやめて受験勉強に専念する(したくない)。次は受験終わってからSVの対戦を頑張りたい。最後自分語りが多くなってしまった。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

一応、レンタルコード書いておきます。(画像はないです。すみません。)気軽に使ってみてください。

レンタルコード:0000-0004-VFY3-7D